畳渓海子
海子が実際は湖で、チベット族の言い方。
畳渓湖が1933年の地震でできた奇観である。
畳渓湖がどんな特徴をもっているのか。
色:畳渓海子の両側は高くて聳え幾重にも重なっている山である。山の灰色に相対して、畳渓湖の藍色が取り分け澄んでいるように見える。
形:畳渓湖の両側の山は犬の歯の交錯するような形をしている。水も山の勢いに乗って延々と流れていて、横になっている8字形をしている。また、湖は二つの大きさの違った湖が繋がって出来たもので、それぞれ「上海子」、「下海子」とも呼ばれている。
情:普通の湖はあでやかで美しくやさしいのに対して、ここの畳海海子はぜんぜん違う。両側にはしなやかなしだれ柳がないし、湖には美しい島もない。それに対して、周りはみな石の山で、畳渓海子が男のように豪快であるという感じ。
海子の南側の岸の絶壁にはオークが挿してある。それは老令婆の矢だと当地の百姓が思う。それは観音菩薩の海を鎮める針だと思う人もいる。伝説は信じられないが、オークは風雨に晒されるのに朽ちていない。それはほんとうに不思議なこと。
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