八邦寺
蔵伝仏教ガ挙派が四川の康定地区での主な寺で、省級文物保護部門。徳格県の八邦郷にある。「八邦」はチベット族の言語ではめでたい所という意味。清の雍正七年(1729)に、徳格の首領曲加・登巴沢仁が司都却古宮乃ラマに八邦寺を建てることを頼んだ。八邦寺はガ瑪ガ挙派が康定地区での一番大きい寺である。そして、八邦寺と後蔵楚布寺はガ挙派がチベット族地区での二つの大きな聖地で、学問、医学などで名が高い。一番盛んだ時、僧侶は800人あまりで、寺を80つあまりも管轄している。管轄された寺はチベット、雲南、青海などの省、地区と甘孜州の10つあまりの県に分布している。今、この寺には金製の菩薩と銅製の菩薩が万尊近くもあり、経書が3.24万冊、経書の版が12.9万塊あまりもある。
主な宗教行事が以下の通り:
三月、四月、五月が万物の蘇る季節なので、寺の僧侶がみなお経を読む。外出して生きるものを傷つけてはいけない。
六月十日から十七日まで、「沢敏」という仏事を行う。鬼を追い払い行事は一日間、お経を読む行事は七日間かかる。
六月十五日の後、寺でお経を読む僧侶がいれば、外出してお経を読んだり、布施を乞ったり、税を徴収したりする僧侶もいる。
九月十五日、外出した僧侶がみな寺に戻る。
十二月二十九日から翌年の二月の最初まで、「各多」という仏事を行う。鬼を追い払う行事は二日間、祝福のお経を読む行事は七日間かかる。そのほか、邪悪を駆除するように食べ物を捨てる行事をも行う。
十一月二十二日から翌年の二月の最初まで、山門を閉めて僧侶がみなお経を読む。百姓が寺に近づいてはいけない。
そのほか、毎年一回仏法会を行い、五年ごとに規模の大きい仏法会を行う。
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